ご挨拶~ 住宅ローン保有者の税制活用について
旧HPで長年続けてきましたブログですが
HP刷新にあたってこちらで引き続き記事の更新をさせて頂きたく存じます。
前回からの続きもなりますが・・・ 前回までの記事はこちら
住宅ローン保有者が活用している税優遇制度は・・・?
についてまとめてみたいと思います。
住宅ローン保有者の税制優遇の最たるものは 言わずと知れた
❝住宅ローン減税❞⇒現在は控除期間が最も長く13年の措置となっております。
こちらは期間内において所得控除に加え
引ききれない分は住民税より控除が受けられる大きな優遇制度です。
他にどんな優遇制度を利用しているのかについては
住宅保有者が資産形成を目的として利用している税制度の表がこちら
表から読み取れるように
『住宅ローン返済中』層におけるDC(確定拠出年金)の利用率が
全体平均より高いことが分かります。
一方NISAの利用率は 『住宅ローンがあったが返済を完了した』層と
『住宅ローンは利用せずに持家取得』層の利用率が高くなっております。
前回の30歳代に焦点をあてた記事にまとめましたが
30歳代の住宅ローン保有者が
『住宅ローンを返済しつつポイントやマイレージなどを
賢くスマートに活用しながら子供の教育資金を捻出』
しているとありましたが
税制度の利用または活用については
『老後資金準備に確定拠出年金や個人年金保険』等で対策している傾向が読み取れます。
~まとめ~
『住宅ローンを現在返済中』層は住宅ローン返済や
子どもの教育資金等のやりくりの渦中にあって
余裕があまりないからこそ 老後資金について
『今できる準備を・・・』という意識の高さの現れでしょうか
その結果、所属企業や団体等の企業型DCや個人型確定拠出年金といった
給与天引きスタイルで利用できる資産形成に優れた制度にたどりついたものと
推測されます。
逆説的ではありますが・・・(個人的にはこの発想が好きです!)
住宅ローンという 大きな負債を長期に渡って月々返済していく意識があるからこそ
『老後資金』や『教育資金』などにも意識が高くなり
自律的に家計の最適化を求める行動につながるのかもしれません。
(以上参考資料書籍 きんざいファイナンシャル・プラン)
次回は・・・ 優遇制度の利用は資産形成に効く? について
まとめます!!
長文の拝読ありがとうございました。
竹本 昭子
お金のこと聞きたいけど聞けない~本当はこうしたいけど言いにくい・・・そんな声に寄り添えるよう細やかな配慮を忘れず安心して家づくりが進められるようにサポートして参ります。